ぶらり旅ー芭蕉先輩には負けませんよ~ー

ふらりと旅した先を勝手にご紹介しています。

吉野山に行ってきた(6)

これは吉野山に行ってきた(5)の続きです。

金峯神社西行にお参りした後は、バスの時間もまだまだでしたので徒歩で麓まで降りていくことにしました。

奥千本口は山の上ですので、麓まで降りて行く途中で景色が一望できます。
展望台などもありますので、桜の季節にはぜひ寄ってみてください。
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麓も近くなって、住宅などがちらほら見えてくるようになった所に
吉野水分神社(よしのみくまりじんじゃ)があります。
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ユネスコ世界遺産紀伊山地の霊場と参詣道の一部として登録されており、大和国四所水分社の一つとして古くから信仰されてきた由緒正しい歴史のある神社です。

創建については不詳のようですが、『続日本紀』の文武天皇2年(698年)4月29日条で、芳野水分峰神に馬を奉り祈雨したとの記述がありますので、それ以前から祀られているのでしょう。

水を司る天之水分大神(あめのみくまりのおおかみ)主祭神とし、高皇産霊神・少名彦神・御子神・天津彦火瓊瓊杵命・玉依姫命・天萬栲幡千幡比�刧命を配祀されています。

平安時代中期ごろから「子守明神」と呼ばれるようになり、なんと豊臣秀吉もこの地を訪れ秀頼を授かったといわれます。現在の社殿は春日造の左右に流造を連結した、珍しい本殿や拝殿ですが、慶長10年(1605年)に秀頼によって創建されたものだそうです。

ガイドブックを見た時には人がたくさん映っていたのですが、寒い季節だったせいか誰もいませんでした。境内には桜もありますので、桜の季節になり温かくなればもっとにぎやかになるのかもしれません。

次は桜の季節にまた訪れたいと思う神社でした。

続く


【過去の記事】
・吉野山に行ってきた
・吉野山に行ってきた(2)
・吉野山に行ってきた(3)
・吉野山に行ってきた(4)
・吉野山に行ってきた(5)


吉野山に泊まれます。

豊川稲荷に行ってきた(4)

これは豊川稲荷に行ってきた(3)の続きです。

霊狐塚(れいこづか) - 1,000体以上の狐の石像が安置されているそうです。
正月と言う事もあり、参拝者の方が行列を作っています。
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もとは納めの狐像を祀る場所でしたが、現在では御信者の献納された像が安置されているそうです。
正直ぎょっとしました。夜に一人では来れないと思いました。
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奥の院
文化11年建立。もと本殿の拝殿であったのを昭和5年の改築に際して奥の院拝殿としたそうです。霊狐塚(れいこづか)をお参りした後に見つけ、お参りしてきました。
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山門の向かって右側に銀木犀(ギンモクセイ)
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山門の向かって左側に金木犀(キンモクセイ
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この銀木犀と金木犀は、秋になると銀色と金色の花が満開となって、辺りに甘い香りを漂わせるそうです。
しかし、樹齢300年と云われる金木犀が、平成21年(2009年)10月8日の台風18号で根こそぎ倒れてしまって、命が危ぶまれました。
その翌年、地域の方々が 「よみがえれ金木犀」 と復活に努め、見事に甦り今に至るのとの事。金木犀の生命力と地域の方の努力のたまものですね。今後も元気に花をつけてほしいと思います。残念ながら季節外れですので金木犀を見る事はできませんでした。

次来る時は銀木犀と金木犀の咲く時期に合わせてきたいと思います。

【過去の記事】
・豊川稲荷に行ってきた
・豊川稲荷に行ってきた(2)
・豊川稲荷に行ってきた(3)


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豊川稲荷に行ってきた(3)

これは豊川稲荷に行ってきた(2)の続きです。


大きい鳥居を越えると本殿です。
鳥居がありますが、実は神社ではありません。れっきとした曹洞宗の寺院です。
ご本尊には千手観音が祀られています。

「円福山 豊川閣 妙厳寺」(えんぷくざん とよかわかく みょうごんじ)
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お線香を買ってお供えし、その後本殿でお参りしました。今年は商売繁盛でありますように。

なぜ、ここ豊川稲荷がお稲荷様で有名なのかと言うと・・・
鎌倉時代の禅僧・寒巌義尹(妙厳寺では法王派の法祖として尊崇)が入宋し、文永4年(1267年)、日本へ船で帰国の途上、吒枳尼天の加護を受けたのがきっかけとなり、この天を護法神として尊崇するようになりました。
その後、寒巌の6代目の法孫にあたる東海義易が妙厳寺を創建するに際し、寒巌自作の吒枳尼天像を山門の鎮守として祀ったといわれています。
吒枳尼天は、インドの古代民間信仰に由来する仏教の女神ですが、日本では稲荷信仰と習合し、稲荷神と同一視されるようになりました。
そのため、豊川の吒枳尼天はお稲荷様として信仰されるようになっていったのです。
ちなみに豊川吒枳尼天の姿は、白狐の背に乗り、稲束をかついで宝珠を持ち、岩の上を飛ぶ天女の形です。

本殿からさらに奥にまだまだ寺院があります。
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皆が鳥居の奥に向かっていきます。並んでいるようです。
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初めて見る人は絶対ビビると思います。
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続く

【過去の記事】
・豊川稲荷に行ってきた
・豊川稲荷に行ってきた(2)


豊川稲荷に行ってきた(2)

これは豊川稲荷に行ってきたの続きです。


人が多くて良く見えないかもしれませんが、総門です。
総門 - 入母屋造、唐破風付きの四脚門。1884年(明治17年)建立
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中は出店や初もうでのお客さんでイッパイです。
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さすが商売繁盛の神様、沢山のお酒やお米が納められています。
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大きい鳥居の向こうに本殿が見えてきました。
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続く

【過去の記事】
・豊川稲荷に行ってきた


自動車での移動が便利です。

豊川稲荷に行ってきた

初詣でには行きましたが、それ以外に商売繁盛を願ってお参りしようと決めていました。
趣味と実益?を兼ねていくつか神社仏閣を廻ることにしました。

まずは、愛知県に日本三大稲荷の1つとされる「豊川稲荷」があると言うことで行ってみる事にしました。

豊川稲荷(とよかわいなり)は、愛知県豊川市にある曹洞宗の寺院で、正式の寺号は妙厳寺(みょうごんじ)。詳しくは「円福山 豊川閣 妙厳寺」(えんぷくざん とよかわかく みょうごんじ)と称する寺院だそうです。境内に祀られる鎮守の稲荷(吒枳尼天)が有名なため、「豊川稲荷」の名で広く知られ、商売繁盛の神として知られているとの事です。

愛知県の私鉄名古屋鉄道豊川稲荷」駅 有名なので駅になってる
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名鉄だそうです 人が結構降りてきてます
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駅前にはいきなり狐の像が(笑)
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参道へと向かっていますが徐々に人が増えてます
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さすが商売繁盛の神様!! 正月の人はすごい
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すごい人をかき分けながらようやく総門が見えてきました
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正月の人を甘くみていました。人が凄すぎてお店にも入れません。

続く

有名なちくわです

吉野山に行ってきた(5)

これは吉野山に行ってきた(4)の続きです。

私が吉野に行ったら食べてみたい物がありました。それが吉野葛で作った葛切りです。

吉野葛は葛粉の代名詞とされており、吉野大峰山において修行する山伏たちが、自給自足の糧として葛の根を掘りその葛根を精製した澱粉を、諸国から来た修験者や参拝者らによって各地に持ち帰られたのが吉野葛の始まりと言われています。そんな本場で食べる葛切りがまずいはずが無い(笑)。

ちなみに葛の根はこんなの。良く食べようと思ったよね。
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ガイドブックを探したのですが、お奨めのお店はだいぶ遠そう・・・。そこで吉野山参道で良さげなお店を探してみました。少し歩くととっても落ち着いた感じのお店を見つけました。

葛の元祖「八十吉」さんです。

純和風な感じで、入口にはとってもきれいな葛切りが飾ってあります。「よしのふじん」?と言う何だか大人な感じの商品なのでしょうか。
中に入ってみるとモダンな感じの店内で、ゆったりとした時間が過ごせそうです。創業嘉永四年の伝統あるお店で、期待ができるなーと思っていたらマイウーで有名な石塚さんが取材に来た事もあるらしい。

早速「よしのふじん」お願いします、と注文したら衝撃?笑劇?の事実が!!。「よしのふじん」では無く「吉野天人」(よしのてんにん)と言うらしいのです。大人な感じから一気に高貴な感じに変身です。恥ずかしいですが、相方さんも同じく間違っていたので吉とします。

吉野天神
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出てきた吉野天人は高貴なイメージ通り、綺麗な半透明で薄い葛切りです。黒蜜につけていただきます。食べてみるとツルツルした口当たりと上品な甘さの黒蜜が相まって、とても落ち着く事ができる美味しさでした。

ここでしか味わえない商品との事ですので、ラッキーです。今度は別な葛のお菓子にも挑戦したいと思います。

それにしても、あの葛の根がこんな綺麗なお菓子になるなんて、日本料理は奥が深い・・・。

続く

【過去の記事】
・吉野山に行ってきた
・吉野山に行ってきた(2)
・吉野山に行ってきた(3)
・吉野山に行ってきた(4)



吉野山で泊まれます。

吉野山に行ってきた(4)

これは吉野山に言ってきた(3)の続きです。

大雨が降った翌日はなんとか天気が回復しました。天気を気にしながら、がんばって色々廻る事にしました。

まずは吉野山の最深部、奥千本へと向かいます。バスが出ているため、おいおいこんな所バスが通れるのかよって感じの道をガンガン飛ばしてバス停留所の最終停車地「奥千本口」へ向かいます。
「奥千本口」は鬱蒼とした山の中の開けた場所です。ここから世界遺産金峯神社へ徒歩6分程で行けます。金峯神社へ参拝した後、少し下ると義経が兄頼朝に追われた時に身を隠した「義経隠れ塔」があります。
ガイドブックによると、「新古今和歌集」の代表的歌人である西行さんが、俗世を避けて3年間幽居した場所がここから10分ちょっと先にあるはずと、天気を気にしながら「西行」へ向かう事にしました。

同じようにバスを降りた方々は皆さんご高齢の方々ばかり・・・。金峯神社へお参りしている間に皆さん居なくなってしまったので、きっと西行庵へ向かったんだと普通に考えていました。だから簡単に行けるだろうと・・・。
甘かった・・・。

結構な山道ですが、皆さんこんな所をスイスイ行かれたんでしょうか。
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景色はとても良かったです。ただ、結構な坂です。
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途中に「苔清水」と言う湧き水があります。
西行さんや芭蕉先輩が歌を詠んだひじょうに静かな場所です。
「とくとくと落つる岩間の苔清水汲みほすまでもなき住居かな」西行
「春雨の木下につたふ清水哉」芭蕉
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ひいひい言いながらようやくたどり着いた西行庵です。
奥には西行さんの像が鎮座されています。
桜の季節にはここも桜で一杯になるそうです。
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秋も終わりに訪れたため、とても静かで寂しい感じさえします。
元々武士だった西行さんは、何を思って出家し、俗世を離れてこんな場所まで来たんでしょうか。

続く

【過去の記事】
・吉野山に行ってきた
・吉野山に行ってきた(2)
・吉野山に行ってきた(3)



吉野山で泊まれます。