豊川稲荷に行ってきた(3)
これは豊川稲荷に行ってきた(2)の続きです。
大きい鳥居を越えると本殿です。
鳥居がありますが、実は神社ではありません。れっきとした曹洞宗の寺院です。
ご本尊には千手観音が祀られています。
「円福山 豊川閣 妙厳寺」(えんぷくざん とよかわかく みょうごんじ)
お線香を買ってお供えし、その後本殿でお参りしました。今年は商売繁盛でありますように。
なぜ、ここ豊川稲荷がお稲荷様で有名なのかと言うと・・・
鎌倉時代の禅僧・寒巌義尹(妙厳寺では法王派の法祖として尊崇)が入宋し、文永4年(1267年)、日本へ船で帰国の途上、吒枳尼天の加護を受けたのがきっかけとなり、この天を護法神として尊崇するようになりました。
その後、寒巌の6代目の法孫にあたる東海義易が妙厳寺を創建するに際し、寒巌自作の吒枳尼天像を山門の鎮守として祀ったといわれています。
吒枳尼天は、インドの古代民間信仰に由来する仏教の女神ですが、日本では稲荷信仰と習合し、稲荷神と同一視されるようになりました。
そのため、豊川の吒枳尼天はお稲荷様として信仰されるようになっていったのです。
ちなみに豊川吒枳尼天の姿は、白狐の背に乗り、稲束をかついで宝珠を持ち、岩の上を飛ぶ天女の形です。
続く
【過去の記事】
・豊川稲荷に行ってきた
・豊川稲荷に行ってきた(2)
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