「平安神宮」へ行ってきた
私自身、観光客として結構京都をウロチョロさせていただいておりましたが、そんな中、「京都五社めぐり」と言う物があるのを知りました。
なんでも平安京は、方角を司る四神である北の玄武、東の蒼龍、南の朱雀、西の白虎が守護する「四神相応の地」としてが造られたそうです。
その中で、方角と深い関係にある神社を巡るのが、「京都五社めぐり」なんだそうです。水清き賀茂川が流れ出る北の玄武「上賀茂神社」(行ったね)、西の桂川を渡ったところには白虎「松尾大社」(行ったよ)、東山の麓にある蒼龍「八坂神社」(もちろん行った)、鴨川と桂川が出合う南には朱雀「城南宮」(行きましたよ)、と東西南北の四神に対応する神社にお参りに行くだけでは無く、中央を守護する「平安神宮」にもお参りに行き京都五社が完成するらしいです。(京都の中心だから平安神宮じゃなくて御所なんじゃねと考えたあなた、それを口にするのは野暮って物です。心の中に留めておくのが吉。)
ちなみに「京都五社めぐりスタンプラリー」を開催されているそうで、京都の四神相応の五社をめぐると、最初にお参りした神社で「五社めぐり四神色紙(初穂料要)」を授与され、五社をめぐり、すべての御朱印(有料ですからね、ちゃんと納めましょう。だけどこれってスタンプでは無い気がしないでもない。)を集めると「満願記念品しおり」を最後の神社でいただけるそうです。
「平安神宮」さんは、バスで前を通る度に大きな鳥居があって気になっていたのですが、お参りした事が無かったため行ってみる事にしました。
鳥居(登録有形文化財)
遠くから見えてました。大鳥居ですね。昭和3年に昭和天皇の御大典が京都で行われたのを記念して、平安講社が昭和4年に造営したものだそうです。
とてつもなく広くて長い参道
平安神宮は平安遷都1100年を記念して、明治28年に平安遷都を行った天皇であった第50代桓武天皇を祀る神社として創建されたそうです。1940年(昭和15年)には、平安京で過ごした最後の天皇である第121代孝明天皇(NHK大河ドラマ「八重の桜」で染様が演じていらっしゃいました。)が祭神に加えられたそうです。
應天門(重要文化財)
境内
境内もとんでもなく広かったです。
社殿は平安京の大内裏の正庁である朝堂院(八省院)を縮小(長さ比で約8分の5)して復元したものだそうです。正面に見える外拝殿(重要文化財) は朝堂院の正殿である大極殿(左右には蒼龍楼と白虎楼が付属する)を模しているとの事。
左右には 「左近の桜・右近の橘」(コピー)も見えます。 左近の桜・右近の橘について詳しくはネットにて(ぶん投げ)。
外拝殿(重要文化財)
こちらは「大極殿」とも呼ばれており、大極殿は平安京の大内裏の正庁朝堂院の正殿で、即位、朝賀をはじめ国の主要な儀式が行われる中枢であるとの事。ちなみ大極とは、宇宙の本体・万物生成の根源を示す言葉で、不動の指針北極星に比定され、天皇の坐す御殿を意味するそうです。
中は荘厳な雰囲気が在り、お参りした時には、なるほど京都を守ってらっしゃるんだなーと実感できました。ブログの発言は当時は本当にそう思ったので編集しませんが、謝罪します。
写真で見ていただいた通り、とてつもなく広いので、まだまだ見どころがある場所がたくさんありました。周囲には「平安神宮神苑」と言う総面積33,000㎡(約10,000坪)の広大な池泉回遊式庭園が、ご社殿を取り囲むようにあります。有料ですが、国の名勝に指定されていますので、時間に余裕が在るときには拝観してはいかがでしょうか。