「田縣神社」へ行ってきた
愛知県に行った際に、「田縣神社」へ行ってきました。ここは、毎年3月15日に男性が「大男茎形(おおおわせがた)」と呼ばれる男根をかたどった神輿(直径六〇センチ、長さ二メートル余)を担いで町を練り歩き、小ぶりな男根をかたどったものを巫女たちが抱えて一緒に練り歩く「豊年祭」で有名な神社さんです。「天からの恵みにより、大地が潤い、五穀豊穣となる事と子宝に恵まれる」事を祈願する祭事で、至極まじめな祭りですが、奇祭として知られています。
神社の創建の年代は不詳ですが、醍醐天皇の延長五年(927)に編纂された「延喜式」には「尾張国 丹羽郡 田縣神社」とあり、貞治三年(1364)の「尾張国内神名牒」には、「従三位上 田方天神」とあるそうで、古くから格式の高い神社さんだったようです。
当日は、名古屋市でJRから名鉄犬山線に乗り換え、名鉄犬山線「犬山駅」でさらに名鉄小牧線に乗り換え。「田県神社前駅」で下車後徒歩5分。まあ、名古屋から1時間は見ておいた方が良いと思います。また、「田県神社前駅」周辺には、少ないですが喫茶店や飲食店がありますので、食事も何もできずに困るといった事は無いと思います。私は神社の帰りに食堂で味噌田楽の定食をいただきました。
駅から大通り沿いを5分ほど歩くと、神社の鳥居が見えます。
土日祝日だからなのか人が多いです。
境内にはご家族が多く、子供がけっこういました。地元では子宝で有名らしく、若いカップルも見かけます。
本殿
本殿では、ちょうどご祈祷中でした。静かにお参りさせていただきましたが、奥にはあの神輿なのでしょうか、巨大なシンボルがデーンと鎮座していました。
御祭神は、「御歳神(ミトシノカミ)」と「玉姫命(タマヒメノミコト)」。
御歳神は素戔嗚尊(スサノオノミコオ)の孫で、大歳神(オオトシノカミ)の子。農業をつかさどる神様で五穀豊穣の守護神だそうです。
玉姫命は尾張地方開拓の祖神である大荒田命(オオアラタノミコト)の王女。尾張氏の健稲種命(タケイナダネノミコト)の妃。二男四女の子宝に恵まれましたが、夫亡き後は故郷荒田の里(現鎮座地)に帰り、父を助け開拓に励み、子女教育に勉められ、その功績を称え、後に合祀されたそうです。
やはり巨大なシンボルに相応しく、「恋愛、子宝、安産、縁結び、夫婦円満、商売繁昌、厄除開運、諸病の平癒」など生命力に関連した事で皆さんお参りにくるようですね。
境内にはさらに奥があります。
奥宮
境内には所々、シンボルを象った石などが有りますが、堂々すぎてエロさなどは全くありません。
奥宮には、大小様々なシンボルが沢山祭られていました。なるほど、これは御利益がありそうです。
子宝の御利益のせいか、狛犬さんも子供を連れていました。
お参りさせていただきましたが、お参りする方も多く、なるほど御利益がありそうな神社さんでした。こちらのお土産がほしい方は社務所を探してみると良いかもです。
私はここから、さらに「大縣神社(おおあがたじんじゃ)」さんへ向かいました。
続く